著者
齋藤 順一
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学人間社会学部紀要 = Jissen Women's University Studies of Humanities and Social Sciences (ISSN:24323543)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.119-131, 2022-03-31

本稿の目的は、臨床現場(特に保険医療分野)でCBT を使いこなすため、CBTにおける転移と逆転移の理解を深めることであった。そのために、まずCBTの治療関係や治療構造について整理し、CBTでは協働的実証主義という治療関係や治療全体の構造化により、転移と逆転移を最小限に抑えることで、効率よく現在の問題に取り組むことができるように図られていることを確認した。しかしながら、パーソナリティ障害の傾向が強いクライエントの場合、転移と逆転移についての洞察に注意を払う必要があり、対人関係スキーマを検討することの意義が述べられた。最後に、対人関係スキーマを検討するため、スーパービジョンを活用することや、セラピストのマインドフルネスが重要であることが述べられた。

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