著者
五嶋 良郎
出版者
横浜市立大学医学会
雑誌
横浜医学 = Yokohama Medical Journal (ISSN:03727726)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.35-44, 2016-01-31

脳は数千億個のニューロンとその₁₀倍もの数に上るグリア細胞,血管などから構成されており,その機能は神経細胞のネットワークとそこで行われる神経伝達によって支えられている.一方,神経変性疾患をはじめとする様々な神経疾患を対象とする治療薬は,神経伝達に関わる抗うつ薬,抗精神病薬,睡眠薬,抗てんかん薬など,多彩な神経機能からみれば,極めて限られている.私達は神経伝達に加え,神経回路形成や細胞極性という細胞機能に及ぼす薬物開発の可能性を模索してきた.その1つが軸索輸送である.本総説では,我々が1997年以来,取り組んで来たセマフォリン3 A がひ,き起す軸索輸送と神経回路形成の役割を軸に,神経変性疾患研究の今後の展望を試みたい.

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#神経変性疾患 研究の新局面 #神経軸索輸送 を介する新たな #細胞内情報伝達系 五 嶋 良 郎先生 横浜市立大学大学院医学研究科 薬理学 https://t.co/g8VA8mFK4L https://t.co/w5BxlH5bWi
神経変性疾患研究の新局面: 神経軸索輸送を介する新たな細胞内情報伝達系 五嶋良郎 横浜医学 67 (1), 35-44, 2016 https://t.co/7gzSikTF3X

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