著者
原田 忠直 大島 一二 Tadanao Harata Kazutsugu Oshima
雑誌
日本福祉大学経済論集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.75-92, 2014-09-30

マカオでは,2002年にカジノ経営権の国際入札が始まり,アメリカ・香港を中心に巨額な資本が投下されている.なかでも,カジノ産業だけではなく,宿泊施設・飲食店・ショッピングモール・劇場等のレクリエーション施設・展示場・会議場,さらにその他の観光施設等からなる複合的な「統合型リゾート」の建設が進められている.そして,この「統合型リゾート」を核として,マカオは劇的な経済成長を遂げ,雇用の確保,高福祉の実現など,多くの恩恵をマカオの地元住民に与えている.しかし,その陰で,低学歴層を中心に就業・生活面で「周辺化」されつつある人々,犯罪率の増加などの課題も存在している.

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@nantokanaruwa02 そのとおり!マカオではそのIRで儲けたお金で、教育費も医療費も全員無料に成っています!その上10万円のお小遣いも出るとTVのインタビューで住民が話していました~♪ https://t.co/MxGOt4HXM5

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