著者
望月 秀人
出版者
日本福祉大学福祉社会開発研究所
雑誌
現代と文化 : 日本福祉大学研究紀要 = Journal of Culture in our Time (ISSN:13451758)
巻号頁・発行日
no.141, pp.77-111, 2020-09-30

本稿は一つの旗本の家の歴史を通して,日本の近世国家の在り方を考察しようとするものである.私は西洋近世の複合国家論に関心を持っているが,近年そうした観点から日本史や東洋史との比較を志向する研究動向も見られる.ただし,それぞれの分野に固有の事情も多く,比較研究の困難も露呈している.以上を踏まえ,本稿では旗本日向家に視野を限定し,その視点からまず日本と西欧の近世国家の異同を具体的に考えたい.その上で,日本の近世における複合国家的要素と領主制的要素を共に考察することで,より複合国家概念を明確にすることを試みたい.今回の(一)ではそのための予備的作業として,まず旗本日向氏の系譜を概観し,今後登場する人物,地名,史料について概観したい.

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小笠原忠真が黒田光之に婿引き出物として与えた 鄙田青江の忠真より前の所持者・日向半兵衛に関してかかれた論文↓ 鄙田青江にも触れられている https://t.co/yLhnQDfdsP 小笠原家の記録では 家康→公方様(秀忠or家光)→徳川忠長→日向半兵衛→忠真となっている↓ https://t.co/L1JCfjSqJ5

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