著者
葉養 正明
巻号頁・発行日
2011-02

本報告書は、我が国の全国的な少子高齢化の動向を踏まえながらも、学校間距離や学校立地の仕方等については地域差が大きい実態を、どう公立小中学校の規模政策に反映したらよいかについて、総説としてまとめている。 一般的には、学校規模の適正化を進めようとすれば学校間距離を拡大することになり、すでに学校間距離が大きい場合には、学校規模の適正化方策を推進することには困難が大きい。また、わが国には300以上の離島が所在しており、小中学校併設校1校のみ、という島もある。以上のような状況を踏まえると、学校規模の適正化のほかに、教育水準を維持するための代替策が模索される必要がある。 本報告書は、我が国の各地の小中学校の配置実態について、できるだけ多くの実地踏査を積み重ね、整理分析することを踏まえ、小中学校の配置特性に対応した再編の方向について考察している。

言及状況

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小中学校の通学区域がどのように編成されているのか分かるデータはないか。

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