著者
大永 慶子 浅見 洋
雑誌
石川看護雑誌 = Ishikawa Journal of Nursing (ISSN:13490664)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.83-97, 2018-03

精神科病院で最期を迎える精神疾患患者に対する看取りケアを精神科病院の特性をふまえて明らかにするために,現象学的な質的記述的研究を行った.精神科病院で看取られた患者の受け持ちであった看護師に対し,看取りの経験についてインタビューを行った.その結果看取りの特性として【家族関係の希薄さ】【精神症状の減少】【訴えの曖昧さ】【長期にわたる関わり】【孤立する家族】の5 テーマが導き出され,看取りケアとして【家族の代わりになる】【身体ケアに重点を移す】【身体症状を見極める】【人生の伴走者として関わる】【家族の立場に立つ】の5 テーマが導き出された.さらにこれらの特性とケアのテーマから看取りにおける本質として【家族の代わりに最善の決定をする】【身体の苦痛緩和と安楽を実現する】【曖昧な訴えの本質をつかむ】【人生の最後まで寄り添う】【孤立する家族の苦悩に寄り添う】が導き出された.

言及状況

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てっきり脳卒中かと思っていたら脳挫傷だった。もともと認知症で延命治療なしで入院、だからといって瞳孔が開いてから連絡ってどうなんだ…となっている。読む https://t.co/iWwQsHkSIv

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