著者
張 琪
出版者
多摩大学グローバルスタディーズ学部
雑誌
紀要 = Bulletin (ISSN:18838480)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.111-118, 2021-03-31

音楽鑑賞は人間にとっては楽しみであるだけでなく、心身の健康に大きな影響を与えると思われるため、医療に音楽利用する音楽療法も生まれた。音楽療法の作用メカニズムを解明するには、協和音・不協和音が人間の脳活動にどのような影響を与えるかに視線が注がれている。本研究では、脳波計測を用いて、普段よく鑑賞されるピアノ単体のクラシック曲を実験刺激として利用し、協和音・不協和音が音楽鑑賞時に脳活動にもたらす影響を探ってみた。被験者による個人差があったが、後頭葉、左側頭葉、右頭頂葉、及び前頭葉で脳活動成分が観測された。これらの結果は今後の音楽療法の有効活用につながることに期待したい。

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【音楽療法関連論文情報】 脳波計測を用いた音楽鑑賞時の協和音・不協和音に対する人間脳活動に関する研究 張 琪 多摩大学グローバルスタディーズ学部 紀要 13巻 ”協和音・不協和音に対する被験者の脳内活動に相違が存在することが推察できる” https://t.co/NFP9S1Bu8k #セラピストはGO・I・S

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