著者
早川 聞多
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要 (ISSN:09150900)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.125-159, 1997-09-30

本稿は鈴木春信作『今様妻鑑』の絵解きを通して、春信の見立絵の特色を論じようとするものである。『今様妻鑑』は上中下三冊からなる艶本で、各巻は春信作の春画十一図と作者未詳の艶笑小話二話から成る。本稿で取り上げるのは主に春画であるが、各図は平安時代に成つた『和漢朗詠集』の漢詩句を頭書し、それを基に春信独特の見立てを春画によつて試みたものである。その絵解きを通して、「外面の極端な相違と内面の意外な共鳴」といふ春信独特の見立絵の構造を明らかにする。

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@shinspitz007 例えば江戸時代の春画は生々しくて良いですよ。鈴木春信の『今様妻鑑』なんかは、情事のやりとりや心情が汲み取れてなかなか面白い。 https://t.co/Gzs6NzJAsD

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