著者
片山 剛 千里金蘭大学 教養教育センター
巻号頁・発行日
vol.15, pp.113-125,

鎌倉時代の説話集、室町時代の謡曲、物語を中心に「うはなり」と「こなみ」の嫉妬や「うはなり打ち」がどのように文学作品に描かれているかを探る。「うはなり打ち」は先妻による後妻への暴力という意味を超えて用いられることや嫉妬の苦しみを救済する仏教の力などに注目する。また、江戸時代になると「うはなり打ち」はおこなわれなくなったようだが、過去のものとして「うはなり打ち」をどのように見ていたかを考えてみる。

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やっぱり、政子のあれは、ウワナリウチになるのか。 https://t.co/h5mqpnlnIt

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