著者
鴻池 俊憲 光山 秀行
出版者
近畿大学商経学会
雑誌
商経学叢 = Shokei-gakuso: Journal of Business Studies (ISSN:04502825)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.63-77, 2010-07-01

生涯学習がしばしば取り上げられるようになってきたが, どれほど定着しているのか, 一人ひとりの受け止め方の違いもあり, はっきりしない。まず生涯学習という用語がどのような文脈で用いられているかを示し, 地域社会のまとまりを促進させていく上で, 今後いっそう重要な役割を演じることをみていく。生涯学習を実施するにあたって, 従来の行政だけでなく, 大学を含めたさまざまな担い手が必要とされる。生涯スポーツは, 生涯学習を組み立てる重要な柱である。かつて企業がスポーツを支える役目を果たしてきた。しかし社会が変化し, 地域社会を基盤としてスポーツに接する機会がふえてきた。本稿ではその一例として近畿大学体育会バレーボール部(以下では近畿大学バレーボール部と表す)によるバレーボール教室を取り上げる。大学は地域における貴重な資源であるから, その資源を生かして地域の人びとのニーズに応えていくことが大学の社会的責任のひとつであるといえる。 (英文) First, we will consider the implications of life-long learning in the context of the local community. Nowadays universities are expected to play an important role in the life-long learning process. Next, we will see that life-long sports constitute an essential element of life-long learning. The Kinki University volleyball team plays a unique role in community activities. Finally, we will also describe the social contributions of the volleyball team to the community.

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