著者
谷本 洋 永井 信夫
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集, C部門
巻号頁・発行日
pp.1321-1326, 2017-09-06

線形回路において正弦波定常状態を扱う場合,その電圧・電流は2次元実ベクトル空間のベクトルと考えられることはよく知られている.一方,交流理論では電圧・電流を複素数(フェーザ)として取り扱い,これらがベクトルであるとの認識が薄い.そのため,特に複素電力における無効電力の物理的意味づけがわかり難くなっている.本報告では電圧と電流をベクトルと考えて,電力をこれらの双一次形式と捉えることにより,複素電力の物理的な理解が深まり,電力には有効電力と無効電力以外の成分も存在することを示した.

言及状況

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かつ「複素ベクトル空間」と言うほどややこしい物を考える必要はないと思うのだけど。 https://t.co/pbubV5VgQ9

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