著者
野口 和恵
出版者
香川生物学会
雑誌
香川生物 = Bulletin of the Biological Society of Kagawa (ISSN:02876531)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.27-32, 2000-05-01

大阪南港において越冬期(1998年11月21日~1999年2月22日)のトラフズクAsio otusのペリット143個を採集し, 食性の分析を行った。ペリットには哺乳類齧歯目ネズミ科ハツカネズミMus musculus, クマネズミRattus rattus, ドブネズミR.norvegicusと鳥類3種, および昆虫類直翅目エンマコオロギGreyllus emma, 半翅目シラホシカメムシ属Eysarcoris sp.の1種, および鞘翅目ゴミムシダマシ科の1種が含まれていた。餌動物218個体の中で最も数が多かったのはハツカネズミ(82.6%)であり, 鳥類(9.6%), クマネズミ属(7.8%)が続く。この種類構成は, 調査地の関係において小動物相が乏しいことと関係している結果と考えられた。しかし, これまで報告されたトラフズクの食性は小哺乳類を主体としており, 同様な現象が今回の越冬期の埋め立て地においてもみられたといえる。また, ハツカネズミを上顎第1~3臼歯の摩耗によって令査定を行い, 1998年に生まれた個体が多いことが推測された。

言及状況

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@bluetittit 越冬のトラフズクだと、確かハツカネズミ、ドブ、クマが割と占めてます(大阪南港、多摩川)。草地があったりする時アカも。そのほか、小型鳥類、コウモリ類。 https://t.co/NyT6OPnWK2 https://t.co/MooSuJtgPf

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