著者
岡部 修一
出版者
奈良文化女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:02862867)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.137-146, 2011-10-31
著者
小野 俊郎 松田 親典 Toshirou Ono Chikanori Matsuda 奈良文化女子短期大学 幼児教育学科 奈良文化女子短期大学 環境教養学科
出版者
奈良文化女子短期大学
雑誌
紀要 = Study reports of Narabunka Women's Junior College (ISSN:02862867)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.73-80, 2005-12-01

本学における現在の情報教育システムは6号館3階にある6301教室(学生PC48台)、6302教室(学生PC30台)、マルチメディア教室(学生PC3台)、サーバ室の4箇所を中心に2003(平成15)年10月に設備更新されたものである。これらの教室のすべてのPCはサーバPCとサーバクライアント関係にあり、OSはすべてwindows系(マイクロソフト製)を採用している(図1)。構内LANの拡充として6号館2階の各研究室(21室)および離れた場所にある看護棟、福祉棟に情報コンセントを設置し、各研究室等のPCからインターネットにアクセスができるようになった。PCを使う通常の情報リテラシー教育の授業は6301教室で行い、6302教室は主に自習で活用するための教室とした。またマルチメディア教室は少人数の授業、画像や映像の編集を含むより高度な情報機器の運用ができ、また遠隔会議や遠隔で協同作業するための教室とした。アプリケーションソフトの利活用を中心とした授業は当初から極めて快適に行えていた。図1本学6号館の教育系ネットワーク図[図]しかし、2003(平成15)年10月の時点では、インターネットヘは128Kbpsによるキャンパス間LAN(NTT西日本の専用回線を使用)を経由して三郷キャンパスの奈良産業大学を通じてアクセスしており、同時に郡山キャンパスの奈良学園中学校・高等学校も同じく奈良産業大学を通じてインターネットにアクセスしていたため、授業等で一斉にアクセスするのはほぼ不可能な状態であった。このキャンパス間LANは同年4月に導入されたものである。奈良学園総合ネットワーク委員会(NGI-NET委員会)はキャンパス間LANの改善に向けて検討を重ね、タイミングを見計らい、2004(平成16)年9月にコスト、セキュリティ、パフォーマンスという点で総合的に優れていたNTT西日本のBフレッツ(100Mbpsベストエフォートタイプ)のフレッツグループというVPNサービス(インターネット回線を介さず地域IP網を利用)をキャンパス間LANとして導入することができた。導入後ストレスのないインターネットアクセスが実現でき、ようやく満足度の高い情報教育システムができあがったといえる)(図2)。高速のキャンパス内およびキャンパス間LAN、およびインターネット回線(YahooBB光回線100Mbps)により、遠隔授業についても現実味が帯びてきている。奈良産業大学と本学との間ですでに遠隔会議が実用レベルに達していることは2005(平成17)年4月にNGI-NET委員会会議を三郷=高田キャンパス間の遠隔会議として実施できたことにより実証済みでもある。この会議システムには、コンパクトコンファレンスパッケージ(PCS-1600,SONY製)を使用した。2005(平成17)年4月からは、奈良産業大学と本学とのあいだで単位互換の授業が実施可能となった。これに伴い、互いのキャンパスのwindowsドメインどうしの信頼関係を設定することで、本学学生や教職員が奈良産業大学PC上でログオンしても本学サーバ上のホームフォルダにアクセスでき、また逆に奈良産業大学学生や教職員が本学PC上でログオンしても同大学のサーバ上のホームフォルダにアクセスができるようになり、キャンパス間ネットワークの活用価値がさらに高まった。図2奈良学園総合ネットワーク図(奈良産業大学情報学部システム管理室提供)[図]
著者
松田 親典
出版者
奈良文化女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:02862867)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.27-34, 2006-11

昨今大学生の学力低下が問題になっている。奈良産業大学では情報処理教育センターを中心に,学生が大学での学習にスムーズに入っていけるようプレアドミッション教育として,e-Learningシステムを活用している。主に英語と数学の教材であるが,特別なソフトも必要とせず,インターネットを通して家庭で学習できる環境を実現したものである。私も数学の問題作成にかかわらせていただいたのでその報告をする。またネットで問題を配信することを通して,数学の力をつけるための問題作成法,解答や誤答分析のあり方を研究した。