著者
小野 ミツ
出版者
ヒューマンケア研究学会
雑誌
ヒューマンケア研究学会学術集会 プログラム/抄録集 (ISSN:2187283X)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.11-11, 2016-10

高齢化に伴う要介護高齢者の増加している中、在宅で虐待を受けている高齢者の7割が要介護認定を受けており、高齢者の介護問題は、今や、家族の限界を超えているといえます。長寿という人類の夢を、悪夢と終わらせない知恵や地域づくりが、今、求められています。このような現状の中で、要介護高齢者、家族、地域の人々、そして地域ケア関わる全てが、住み慣れた家や地域で安心して生活できる地域包括ケアシステムづくりに向けた取り組みをし、かに推進することが重要な課題となっています。
著者
岡本 華枝 木村 隆彦
出版者
ヒューマンケア研究学会
雑誌
ヒューマンケア研究学会学術集会 プログラム/抄録集 (ISSN:2187283X)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.22, 2015-10

超高齢社会の到来や疾病構造の変化に伴い、看護に求められるニーズは高度化・多様化している。救急医療での看護師は、常に予測性、準備性、即応性を持った対応が求められる。そこで、患者の生活の場に出動し、生活様式を確認したうえで、傷病の経過や病歴、さらに今後の希望等を短時間に聞き取り、医療機関への受入交渉を経て搬送する消防救急隊に着目した。本学の看護学生のインターンシップとして消防署で、救急医療の現状について触れ、臨床的な視点での学習効果の向上を図ることで、患者の側に立った高度な看護スキルの確立を目指すものである。さらに、地域の安全・安心の要として、市民の命と直接向き合う業務を学ぶことは、看護職者としての資質向上にも寄与すると期待した。その結果、学生が救急ばかりではなく消防業務の全てに渡り、多くの学びを得たので報告する。
著者
岡本 華枝 高山 宏明 畑 修治 薄元 亮二
出版者
ヒューマンケア研究学会
雑誌
ヒューマンケア研究学会学術集会 プログラム/抄録集 (ISSN:2187283X)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.18, 2013-10

平成16年から医療従事者だけでなく、一般市民も自動体外式除細動機(AED)の使用が可能となり、全国の小中高等学校にも設置された。学校管理下での心肺停止は目撃例が多く居合わせた人たちによる一次救命処置が有効である。若年者は、その長い人生の間に心肺停止者に遭遇する機会は年長者よりも多いと考えられる。また、小中学生であれば、その後の進学先や運転免許取得時等で再び一次救命処置の学習機会があり、繰り返して学ぶことの効果が期待される。本研究では、救急蘇生ガイドラインに準拠したBLS(一次救命処置)講習を実施し、継続的な講習の効果を明らかにすることを目的とした。
著者
丹地 実子 渡遺 千里 松村 優花 代野 あやめ 木村 美智子
出版者
ヒューマンケア研究学会
雑誌
ヒューマンケア研究学会学術集会 プログラム/抄録集 (ISSN:2187283X)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.18, 2016-10

看護学生にとって臨地実習とは、学内での学習した看護の知識・技術を実践する能力を習得する重要な場であるとともに、身についている生活習慣が崩れることにより、様々なストレス反応が現れる。我々も、実際に臨地実習を経験したなかで、体調を崩などの身体的変化が現れる者、憂欝な気持ちになるといった心理的変化が生じる者などストレスの感じ方や、ストレス反応が個々で異なると感じた。
著者
増尾 美帆
出版者
ヒューマンケア研究学会
雑誌
ヒューマンケア研究学会学術集会 プログラム/抄録集 (ISSN:2187283X)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.19-19, 2014-10

青年海外協力隊のイメージは、開発途上国の人々の生活に少しでも役に立ちたい、人々を救いたい等の熱い気持ちを持つ人が参加していると捉えられているのが一般的であると考える。しかし私の場合には、南米に行きたい、日本以外で看護師として働いてみたいということを友人に話していたら、青年海外協力隊を薦められ、青年海外協力隊とは何かということもあまり知らずに応募した。本当に安易な動機から参加した青年海外協力隊であった。派遣前の訓練時に派遣国の言語、青年海外協力隊事業のこと、政府開発援助のこと等を学んだ。青年海外協力隊の目的を「開発途上国の新しい国づくりに貢献する」と習ったときに、私にとってはあまりにも大きな目的で達成するための方法論がでてこなかった。ただ、看護師として派遣される以上、ボランティアとはいえ看護師としての責務を果たすことが大切であると考え活動を行った。その活動の一部を紹介し、海外や青年海外協力隊に興味がある人の少しでも参考になればとよいと考え報告する。