著者
近藤 伸彦 Nobuhiko KONDO
出版者
大手前大学CELL教育研究所
雑誌
大手前大学CELL教育論集 = Otemae University CELL journal of educational studies (ISSN:21894027)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.11-18, 2016-03-31

近年のICTの発展により、教育におけるビッグデータは現実的なものとして顕在化し、その活用により教育改善をおこなう試みが大きな注目を集めている。海外ではいち早く教育ビッグデータに対するアナリティクスの研究と実践が行われ、国内においてもその必要性が急速に認識されつつある。本稿では、大学における教育ビッグデータの活用について整理するため、種々のアナリティクスと教学IRに着目して、発展の経緯や、分野間の関係性などについてまとめる。さらに、大手前大学におけるアナリティクスや教学IRの現状と展望について述べる。
著者
吉川 博行 Hiroyuki YOSHIKAWA
出版者
大手前大学CELL教育研究所
雑誌
大手前大学CELL教育論集 Otemae University CELL journal of educational studies (ISSN:21894027)
巻号頁・発行日
no.6, pp.19-24, 2015

大学教育において学生の成長を促すための様々な取り組みがある中、筆者はこれまで課外活動加入の有無に着目し、これとGPA(Grade Point Average)との関連に基づいて学修についての考察を行ってきた(吉川2014)。本稿ではこれまでの研究を踏まえ、大手前大学に所属する学生の公認課外活動団体加入の有無を背景に、前年度との比較検証を行うとともに、入試種別による学修状況も報告する。Currently the university is working to improve students' academic motivation with a variety of educational methods. This report discusses the learning patterns of college students who belong to extracurricular activities in Otemae University. Although there is much focus on the GPA scale, there are in fact a variety of indexes to measure student growth. This article clarifies the way in which growth can be measured in university students and the impact of extracurricular activities on learning.