著者
小松 秀平 小野 廣隆
巻号頁・発行日
2015-04-10 (Released:2015-04-10)

日本のジャンケンは,グー(石),チョキ(鋏),パー(紙)の3つの手によるものが一般的であるが,世界には4手以上からなるジャンケンが数多く存在する.しかしその中には明らかに他の手と比べ弱く,使うべきでない手(無駄な手)が含まれるものも多々ある.伊藤らは無駄な手のない4手以上のジャンケン(一般化ジャンケン)について有向グラフとしての特徴づけを行った.本研究では,一般化ジャンケンを2人ゼロ和ゲームとして定式化し,最適混合戦略の観点から一般化ジャンケンについて考察を行う.伊藤らの定めた無駄な手のないジャンケンであっても, 戦略的には無駄な手が存在し得ること, 戦略的に無駄な手が存在しないジャンケンは必ず奇数手からなることを示す.

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JAIRO | 一般化ジャンケンに対するゲーム理論的解析 https://t.co/JHkBEF8rWE
@i_kaseki こんにちは。 任意の奇数に対して対称なじゃんけんは作れます。アンバランスになっても良いのなら(意味のない手を含まないという条件下でも)6以上なら偶数手のじゃんけんは作れます。しかし、戦略まで考えると奇数でないといけません。 https://t.co/uiDgMwXBYM

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