- 著者
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江崎 朋人
橋山 智訓
- 雑誌
- ゲームプログラミングワークショップ2003論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.2003, pp.39-43, 2003-11-07
将棋には局面の進行状況を表現する尺度として序盤・中盤・終盤という概念がある.それぞれの状況において各駒の重要度が変わると言われており,序盤・中盤・終盤において戦略が異なる.現在コンピュータ将棋は,序盤・中盤・終盤などの進行状況を判断するのを苦手としている.進行状況が判断できれば,それぞれに適した戦略を取らせることが可能になる.プロ棋士は序盤・中盤・終盤を判断する上で局面や手数を情報源としており,そこには不確実さを持ち合わせていると考える.本研究ではこの不確実さを証拠理論に基づいて定量化し,将棋年鑑2001・2002の棋譜を用いて序盤・中盤・終盤を分類することを試みた.