著者
高井 正三
出版者
富山大学総合情報基盤センター
雑誌
富山大学総合情報基盤センター広報 富山大学総合情報基盤センター 編 (ISSN:21883181)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.45-50, 2014

昨年2013年8月1日,総合情報基盤センター学術情報サービス研究開発部門では,計算センター設置から総合情報基盤センターの現在に至る,約50年間の広報誌,ニュース,利用の手引きなど,様々な文献・資料を収集分類し,デジタル化して保管し,「総合情報基盤センター・デジタル・アーカイブス(電子保管庫)」と命名し,Web上に公開するサービスを開始した.49年前の昭和40(1965)年に3月15日に「富山大学計算センター」が設置されてから,今年は50周年目の年に当たる.この半世紀を経た記念すべき年を契機として,50年間に蓄積された膨大な文献・資料の中で,歴史に残して,後世に伝えるべきものを選択し,電子化してWeb上に掲載すれば,学生・教職員・研究者のみならず,本学で学び,研究した卒業生に,思い出の文献・資料を,インターネットで,誰でも,何時でも,何処からでも検索してもらい,提供することができる.本学では既に人文学部の立川健治教授が中心になって,富山大学デジタル・アーカイブスを構築中であるが,その先駆けとしてITC Digital Archivesを開設したので,皆さんに閲覧いただき,ご意見を伺って,改善していきたいと考えている.
著者
高井 正三
出版者
富山大学総合情報基盤センター
雑誌
富山大学総合情報基盤センター広報 富山大学総合情報基盤センター 編 (ISSN:21883181)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.28-34, 2016

ビジネスや医療,金融・保険,通信・放送,流通・小売,製造,メディア,公共・公益などにおけるビッグデータ活用事例は多々あるが,教育におけるビッグデータ活用事例が殆どなかった。しかし,e-Learningなどの分野で,最近は徐々にみられるようになってきた。また,IBMのWATSONというHPCが登場し,米国のジョパディというクイズ番組で二人のクイズ王に勝ってから,Cognitive Computing(認知計算)という分野に応用され,経験を通じてシステムが学習し,相関関係を見つけて仮説を立てたり,成果から学習したり,新たな可能性が出てきている。本稿では,今後のビッグデータ活用の方向と,IoT,機械学習など,Cognitive Computing の応用が期待される分野を観て,ビッグデータがいかにして世界を変えていくかを提言してみたい。
著者
畑 篤
出版者
富山大学総合情報基盤センター
雑誌
富山大学総合情報基盤センター広報 富山大学総合情報基盤センター 編 (ISSN:21883181)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.78-81, 2014

昨年,Excelシート上に一定の書式でテスト問題を記述し,Moodle 2のXMLフォーマットに一括変換するツールを開発したことを報告した。このツールに,新たにMoodle 2のXMLフォーマットから,Excelでの小テスト作成フォーマット形式に変換する機能を追加した。ここでは,追加した機能の技術的なことについて紹介する。
著者
布村 紀男
出版者
富山大学総合情報基盤センター
雑誌
富山大学総合情報基盤センター広報 富山大学総合情報基盤センター 編 (ISSN:21883181)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.49-52, 2016

近年,各種方面でビッグデータの話題が良く取り上げられている。GoogleのMapReduceとGoole File Systemの論文を契機にHadoopに代表される巨大なデータ解析に必要なシステムが開発されている。その中でも最近人気急上昇のApache Sparkについて,ビッグデータやデータサイエンスに全く精通していない素人の筆者がミニマムクラスタ環境作成し,サンプルプログラムを少し動かしてみた体験を紹介する。