著者
平田 和貴 山田 順一 新上 和正
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 22.64 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.31-38, 1998-11-20 (Released:2017-06-23)

JPEGベースライン・システムによる画像符号化を行う場合、より圧縮率が高く、かつより画像品質の良い量子化テーブルを採用することが望まれる。高次元アルゴリズムは多数の制御変数を同時に最適化できる最適化手法であり、これをJPEG量子化テーブルの最適化に用いた。高次元アルゴリズムによって国際標準例示の量子化テーブルに比較して、より圧縮率が高く、画像品質が改善された量子化テーブルを得ることができたので報告する。