著者
吉岡 郁夫
出版者
筑波大学比較民俗研究会
雑誌
比較民俗研究 (ISSN:09157468)
巻号頁・発行日
no.19, pp.135-140, 2003-11

中国には古来、女性の足を人工的に小さくする纏足の習俗があったことは、日本でもよく知られている。この習俗は漢民族の間に広く根強く定着し、近年になってようやく頽れた。一般には、この習俗が中国以外で行なわれたことがないという理由で、世界的に特異なものとみる傾向がある。・・・
著者
楊 六金
出版者
比較民俗研究会
雑誌
比較民俗研究 (ISSN:09157468)
巻号頁・発行日
no.33, pp.81-86, 2019-03
著者
小松 大介
出版者
筑波大学比較民俗研究会
雑誌
比較民俗研究 (ISSN:09157468)
巻号頁・発行日
no.19, pp.184-186, 2003-11

2001年9月11日、ニューヨークの世界貿易センタービルに2機の旅客機が突入した。この事件は、同時多発テロとして、テレビを通じて昼夜を問わず、全世界に報道された。オサマ・ビン・ラディンを首謀とするアルカイダのメンバーが、旅客機をハイジャックする事で、自分もろとも突入をかけるという我々を驚愕させる方法で行われた。・・・
著者
樊 秀麗 樊 秀麗
出版者
筑波大学比較民俗研究会
雑誌
比較民俗研究 (ISSN:09157468)
巻号頁・発行日
no.19, pp.43-63, 2003-11

大凉山彜族は、中国少数民族彜族のサブグループで、中国西南部の四川省の山岳地域に分散して居住し、焼畑を含めた半農半牧の生活を営んでいる。他の地域に居住する彜族は、漢文化や、仏教をはじめキリスト教などの外来宗教文化の影響を受けてきた。それに対して、大凉山に居住する彜族の場合、高い山と深い谷に隔てられ人を容易に寄せ付けない自然環境に阻まれて、外来文化の影響をほとんど受けず、独自の歴史と文化を育んできた。・・・