- 著者
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岸田 泰子
八木 範彦
- 出版者
- 甲南女子大学
- 雑誌
- 甲南女子大学研究紀要. 看護学・リハビリテーション学編 (ISSN:18825788)
- 巻号頁・発行日
- pp.47-52, 2007
共通科目「現実をみるG」を展開するにあたり,教員から学生への一方向の授業とならない工夫として,テーマに対して学生間のディスカッションを中心とした授業計画を立案し,実践した。授業の前後で,Kikuchi's Social Skill Scale(Kiss-18)を測定し,また授業前に本授業に対する期待度,授業後に満足度をたずね,統計的検討を加えたところ,Kissのうち,コミュニケーションスキルに関する2項目で良好な変化の傾向が認められ,授業前の期待度より有意に高い満足度が得られた。また半数以上の学生の自由記載の中に,ディスカッションを取り入れたことに対するプラス評価が示された。授業評価を分析し,その分析結果に即して教員が意識的に授業方法に工夫を凝らし授業改善につなげることが重要であると再認識された。