著者
岸田 泰子 八木 範彦
出版者
甲南女子大学
雑誌
甲南女子大学研究紀要. 看護学・リハビリテーション学編 (ISSN:18825788)
巻号頁・発行日
pp.47-52, 2007

共通科目「現実をみるG」を展開するにあたり,教員から学生への一方向の授業とならない工夫として,テーマに対して学生間のディスカッションを中心とした授業計画を立案し,実践した。授業の前後で,Kikuchi's Social Skill Scale(Kiss-18)を測定し,また授業前に本授業に対する期待度,授業後に満足度をたずね,統計的検討を加えたところ,Kissのうち,コミュニケーションスキルに関する2項目で良好な変化の傾向が認められ,授業前の期待度より有意に高い満足度が得られた。また半数以上の学生の自由記載の中に,ディスカッションを取り入れたことに対するプラス評価が示された。授業評価を分析し,その分析結果に即して教員が意識的に授業方法に工夫を凝らし授業改善につなげることが重要であると再認識された。
著者
田村 毅 市村 彰英 加藤 吉和 岸田 泰子 久保 恭子 中村 正 田崎 知恵子 倉持 清美 及川 裕子 伊藤 良子
出版者
東京学芸大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

子育て家族の追跡調査から、子育て家族システムの特徴、特に里帰り出産、祖父母の役割について明らかにした。また、海外在住の子育ての課題について明らかにした。児童虐待が発生する家族システムの特徴とそれを支援する福祉システムの困難さと課題について明らかにした。ジェンダーの視点から男性が子どもを虐待するメカニズムを解明し、虐待関係にある家族への支援の方策として父親グループ活動のプログラムを開発した。