著者
樫村 幸辰 富田 博紀
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2008年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.821-822, 2008 (Released:2009-03-01)

サイコロは乱数の抽出に使われるが,形状と寸法の誤差によって抽出が不均一になる.本研究ではフライス加工によって誤差のないサイコロを製作し,幾何学的方法と統計的方法で評価した.幾何学的方法では球面三角法で確率を求めた.統計的方法では製作物と市販品の実験結果をもとにカイ二乗検定を行い,確率分布が理論値とよく一致することを確かめた.比較結果から,製作したサイコロは市販品よりも均一であることを確かめた.
著者
松川 洋二 石丸 良平 梅崎 洋二 黒河 周平 土肥 俊郎 河西 敏雄 越山 勇
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2008年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.379-380, 2008 (Released:2009-03-01)

回転や動力を伝える方法の中で歯車は最も確実な方法であり、超精密機械から汎用機械部品など、多くの産業分野を支える必須の機械要素部品である。歯車はBC300年頃に考え出され、歯形曲線は17世紀に数学的曲線が論及され、実際にその歯形が用いられたのは19世紀のことである。本報告では、初期の歯車と現在の基準曲線を導入した歯車の起源について調査し、歯車の発展経緯はその時代背景がどのように影響しているかについて考察する。
著者
高木 優次 木村 良彦
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2008年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.97-98, 2008 (Released:2009-03-01)

近年の高速・高能率加工や特に難削材の加工においては,びびり振動が発生しやすく,加工面性状の悪化が問題となっている。しかしながら,びびり振動を抑制するエンドミルは,いまだ十分に開発されているとは言えない。びびり振動に対して定評のある不等リード形状のエンドミルを使用したびびり振動の特性を評価し,不等リードエンドミルの開発を行った。