著者
長谷川 夕希子 中神 朋子
出版者
医学書院
雑誌
糖尿病診療マスター (ISSN:13478176)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.78-79, 2015-01-15

Non-caloric artificial sweeteners(人工甘味料;NAS)は安価で,砂糖の何倍もの甘味をもつ成分で,天然には存在せず人工的に合成されたものです.サッカリン,スクラロース,アスパルテームなどがあり,カロリーを抑えて甘味を感じるため,耐糖能異常や2型糖尿病患者の嗜好品によく使われてきました.一方で,NASと体重増加や2型糖尿病の発症リスク上昇の関連も報告されており,NASの使用に関しては議論の余地があるところです.多くのNASは消化管で消化されず,そのまま通過するため,腸内細菌叢に影響を与えるのではないかといわれます.また,腸内細菌叢の変化がメタボリックシンドロームと関連することも多くの研究結果から明らかとなっています.そこで,本研究ではNASが腸内細菌叢や耐糖能にどのように影響するか検討しています. 方法としては,10週齢のC57BL/6マウスに,それぞれサッカリン,スクラロース,アスパルテーム,スクロース,グルコースを飲水中に混ぜて投与し,11週後に経口ブドウ糖負荷試験を行いました.するとサッカリン,スクラロース,アスパルテームを投与したマウスは耐糖能異常を示しました.
著者
赤井 裕輝
出版者
医学書院
雑誌
糖尿病診療マスター (ISSN:13478176)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.96-101, 2017-02-15

POINT・正常個体で生理的範囲を超えた血糖低下が低血糖,臨床症状を伴えば低血糖症という.・低血糖症の確定診断はWhippleの三徴による.・低血糖に伴う症状は血糖低下につれて副交感神経症状,交感神経症状,中枢神経症状と進む.