著者
飼鳥 晴康 日比野 裕 高田 光隆 高田 広章
雑誌
組込みシステムシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.147-148, 2014-10-15

名古屋大学附属組込みシステム研究センターでは,AUTOSARプラットフォームの研究開発に取り組み,その研究成果である ATK2(OS),A-COMSTACK(COM),A-RTEGEN(RTE) を TOPPERS プロジェクトより公開した.本ポスターでは公開成果物を含む研究成果について説明し,今年度より開始した高品質な車載制御システム向けソフトウェアプラットフォームに関する研究開発について紹介する.
著者
山下 貴大 五十嵐 雄太 中條 拓伯
雑誌
組込みシステムシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.90-95, 2014-10-15

近年の GPU や FPGA の発展に伴い,高性能計算において,ハードウェアアクセラレーションによる高速計算が行われるようになった.FPGA 上での回路設計には,HDL による記述とともに C や Java といった高級言語を用いて,高位合成ツールによる回路生成を行い,複雑なアルゴリズムを記述できるようになった.しかしながら,高性能計算にはこれまで Fortran で記述されたライブラリ,パッケージが受け継がれ,今もなおその改良が行われており,現状の高位合成ツールを利用するには,Fortran で記述されたソースプログラムを C や Java に書き換えて合成を行うこととなる.本研究では,Fortran で記述された流体解析アプリケーションを手動で Java のソースに書き換え,高位合成ツール JavaRock-Thrash を用いて Verilog HDL に変換し,性能を評価する.次に,Fortran のソースプログラムを直接 Verilog HDL に変換する高位合成ツール FortRock について紹介し,これまでの高性能計算のソフトウェア資産をハードウェア化するための可能性を示す.
著者
高瀬英希 細合晋太郎 岡山直樹 喜多真琴 後藤文康 谷口一徹 長濱みほ 星野利夫 宮崎秀俊
雑誌
組込みシステムシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.151-152, 2014-10-15

LED-Camp は,組込みシステム分野の学生および若手社会人を対象とした合宿形式の教育実習である.本企画では,モデル駆動開発やアジャイル開発手法といった,組込みソフトウェア開発に関する最新技術を体験でき,チーム形式で組込みソフトウェア開発を実践することができる.本稿では,2014 年 8 月に実施した LED-Camp2 におけるカリキュラムを紹介し,その実施速報について報告する.