著者
今西 隆男 市原 孝志
出版者
高知県立森林技術センター
雑誌
高知県立森林技術センター研究報告 = Bulletin of Kochi Prefectural Forest Technology Center (ISSN:13486004)
巻号頁・発行日
no.36, pp.98-108, 2011-03 (Released:2013-10-08)

ウスキキヌガサタケの栽培試験を3カ所の試験地で行った。培養した菌床を4~6月に埋めると、発生は埋めた3~5ヶ月後から始まった。翌年からの発生は6月中旬頃に始まり、7月、8月、9月に2~3回のピークがあり10月頃まで続いた。発生は埋めた年から3年間以上継続し、約lkgの菌床から2~3年の間に6個以上の発生が期待できる。子実体の平均的な大きさは、自然条件下では生重量18g、柄の長さ16cm程度である。