- 著者
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外山 紀子
- 出版者
- 人工知能学会
- 雑誌
- 人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
- 巻号頁・発行日
- vol.26, 2012
前言語期の乳児と母親のコミュニケーションは,泣きや身体動作等による手がかりの発信とその読み取りによって成立する。離乳食開始当日から1年間の観察(母子3組各16回)に基づき,手がかりの意図性が母親による調律を経て明確化していく過程を報告する。離乳期の母子同様,人とエージェントの間でも現状では言語的コミュニケーションが成立する可能性は低い。この問題を解決する糸口を,離乳食場面の母子のやりとりに探る。