- 著者
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崎山 朋子
郡司 幸夫
- 出版者
- 人工知能学会
- 雑誌
- 人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
- 巻号頁・発行日
- vol.28, 2014
アリを用いた歩行の実験を行った。具体的には、単独で探索をすることが知られているクロオオアリを群がらせることで、単独の歩行では表出しなかった、歩幅に関するベキ則の出現を得た。二次元平面を運動する複数エージェントのシミュレーションモデルを構築することによって、個体の探索が如何に曖昧であり、他エージェントの局所的運動が仄めかす大域的な利益情報を緩く担保するのかについて、実験と比較しながら議論する。