著者
木越 治
出版者
金沢大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

近世小説史の記述に用いられる「初期読本」というジャンル呼称は、その始発に位置する都賀庭鐘自身が明確に有していたそれ以前の小説と自らのそれとを区別する意識を受け継いで設定されたものである。また、その発展とみなされる京伝・馬琴らの江戸読本とも一線を画そうという意図をも内包している。それゆえ、今後の文学史記述においてこのジャンル呼称を用いる場合は、こうした評価軸を意識しつつ、所与のものとしてではなく、選ばれた作品のみに与えるジャンル名として用いていく必要がある。

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こんな研究ありました:「初期読本」はジャンルたりうるか-近世中期小説史再構築のために-(木越 治) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/17520110
こんな研究ありました:「初期読本」はジャンルたりうるか-近世中期小説史再構築のために-(木越 治) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/17520110

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