著者
森 伸子
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

平成29年度のプレ臨床研究を経て、平成30年度については、AIM投与量(濃度)と最適な投与法の検証を行うため、新たに東京、大阪、京都、岡山、鳥取、愛媛の協力動物病院を拡大し、腎臓病猫に対するAIM臨床研究を行った。対象には、15歳以下の自然発症した腎臓病の猫(国際獣医腎臓病研究グループ(IRIS)が設定した慢性腎臓病のステージ2と3)を協力動物病院から推薦いただいた。さらに、担当獣医師による詳細な事前健康診断と血液生化学検査、各種炎症マーカー、高齢猫に多くみられる疾患マーカー(糖尿病、甲状腺疾患)、そして、IgE測定を行い、対象猫を選定した。投与プロトコールに関しては、平成29年度のプレ臨床研究からの改善点を踏まえ、AIM量と併せて、投与回数と投与に要する時間の見直しを行った。また、経過観察期間は、負担の軽減を考慮し、全投与終了1週間後の1ポイントのみとした。結果として、腎臓パネル(クレアチニン、BUN、無機リン、SDMA)だけでなく、尿毒素項目の変化も見られ、AIMの効果と反応マーカーとして有望な項目が、より明確化されてきた。数値の改善だけでなく、QOLの改善も見られ、食欲向上、活動性の復活などの報告も受けている。

言及状況

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AIM、静脈投与だと厳しいなあ、、、、早く実用化して欲しい https://t.co/7XLc7Yj6Ez
「自然発症の慢性腎不全猫へのAIM臨床投与と腎機能マーカーの確立」研究期間2017-2020 「課題としては、AIMの投与方法が、その形状より静脈投与であるため、猫にとっては負担が大きい」「冷凍保存を推奨しており……より保管しやすく、扱いが容易なものが望まれる」 https://t.co/qBdxhlFwM0
https://t.co/9kyaivQYDX
科研費といえば、「自然発症の慢性腎不全猫へのAIM臨床投与と腎機能マーカーの確立」https://t.co/iW6XtPalj6 も順調に進展している様子

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