- 著者
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姫宮 彩子
- 出版者
- 山口大学
- 雑誌
- 若手研究
- 巻号頁・発行日
- 2018-04-01
飲酒実験では、呼気採取直後では口腔内等に残留するアルコール(Alc)が多いが、時間経過にしたがって吸収過程に伴って上昇した循環中(血中)Alcが呼気中へ排泄される分が増加するため、呼気中Alc濃度(BrAC)は指数関数的に減少した後、10~20分程度の時点で増加に転じる挙動を示した。一方、洗口実験では、BrACは採取直後から指数関数的に減少して10~20分程度で十分に低下した。両実験のBrAC値の差をとった曲線は、血中Alc動態における吸収相を考慮したモデル式に合うと考えられた。今後も引き続きデータの集積を継続し、完了次第、ALDH2遺伝子型を考慮した動態モデルの検討を行う予定である。