著者
一郷 正道 小澤 千晶 太田 蕗子 上野 牧生
出版者
京都光華女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

後期インド仏教の論師カマラシーラによる『修習次第』の翻訳研究を行い,付録に,瞑想の方法を述べる箇所のテキスト対照表,引用文献一覧,シノプシス等を加え冊子にまとめた.本書が提示する実践方法が「唯識観行」に基づくことを,先行する唯識文献の対応箇所をあげることで具体的に提示した.また引用文献一覧では,他の文献で同一文献の同一文言を引用するケースを精力的に収集し提示した.これらは,仏教における「哲学」と「行」の伝承の系譜を明らかにする基礎資料を提供するものともなる.

言及状況

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一郷正道(京都光華女子大学)「瑜伽行中観派の修道論の解明-『修習次第』の研究」2010年度文部科学省科学研究成果報告書http://t.co/dHUQKAMIES

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