著者
夏目 淳 根来 民子
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

熱性けいれん重積後早期に行ったMRI拡散強調画像(DWI)で24人中7人、約1/4の小児に片側海馬の異常高信号が認められた。異常は発作の持続が長い患者でみられやすかった。急性期にDWIで異常高信号を呈した海馬は1カ月後には萎縮を呈していた。重積発作後2年の時点でFDG-PETを行ったところDWI異常と同側の側頭葉ではブドウ糖代謝の低下がみられた。ただし典型的な内側側頭葉てんかんにおけるブドウ糖代謝の低下よりもその程度は軽かった。また熱性けいれん重積症の患者ではMRIでHIMAL (hippocampal malrotation)と呼ばれる先天性の海馬の形成異常を示唆する所見もみられた。易けいれん性を引き起こす先天性の素因と重積発作による海馬の損傷の2段階の機序によって後に側頭葉てんかんが発症するという2ヒット仮説が考えられた。

言及状況

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熱性けいれん重積を起こした小児の頭部MRIで、約1割がT2強調画像で海馬の高信号を認めた。http://t.co/yQCbAvsn 熱性けいれん重積と海馬の関連に関しては、ググったら日本語文献もヒットした。http://t.co/OkyX5JrF

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