著者
青柳 悦子
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

現在、自由化と市民社会の構築がめざましい勢いで進展しているマグレブ地域(アルジェリア、チュニジア、モロッコ)で新たに展開されつつある、フランス語を中心とする表現活動に注目し、21世紀における社会変革と文化創出の関係を照らし出す。とりわけ、アルジェリアで近年活発化した、比較的若い世代による日本式マンガを用いた創作活動に注目し、グローバル性とローカル性を併せ持ちつつ社会的共生意識を涵養する新たな大衆的表現活動として、その特質と意義を分析する。さらに、文学など他の表現ジャンルとの関係も含めた総合的な研究と、現地の文化活動の発展への寄与をめざす。

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