著者
浦野 茂 喜多 加実代 早川 正祐
出版者
三重県立看護大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2021-04-01

現在の日本の精神医療は、精神障害当事者の意思と価値に基づく支援・治療・研究開発の意義が認められつつあるが、その実現にとって多くの障壁が残されている。数あるこうした障壁のうち、本研究は精神医療にそなわる認識方法である病識評価に着目し、これが精神障害の経験を理解し表現するための概念的資源を構造化し、制約してきた状況を解明する。解明の対象には、戦後から現在までの日本の主要精神医学雑誌記事と当事者による手記を設定し、その叙述における関連概念の用法を分析する。これを通じて本研究は、精神障害の経験を理解し表現するための既存の概念的資源にそなわる倫理的問題を明らかにし、その改良に向けた提言を行う。

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精神障害をめぐる病識概念と認識的不正義:症例報告と手記を対象とした概念分析的解明 https://t.co/bThNA9varU

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