著者
小柳津 誠
出版者
独立行政法人日本原子力研究開発機構
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

トリチウム水によるSUS304ステンレス鋼の自己不動態化阻害により、腐食が大きく促進されることが明らかとなった。また、この効果はpH、溶存酸素濃度、トリチウム濃度に依存しており、pHは低いほど、トリチウム濃度は高いほど影響が大きいが、溶存酸素無しには有意な影響が現れないことが明らかとなった。そして溶存酸素濃度はトリチウム濃度の増加とともに影響を強く及ぼす濃度が高くなり、また腐食促進効果が高くなることが明らかとなった。

言及状況

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トリチウムによる金属腐食について過去のものRTしてくれた人いるので再度掲載ます。トリチウムのβ線放出エネルギー小さくても老化させる力は凄い。https://t.co/QPyBquvLh2 体にも良いわけがない。貯水タンクの劣化が早いのも起因していると考える。
@namiekuwabara あと、こんなものも見つけました。http://t.co/ETTBTmGqOK 研究途上かも知れませんが、けっこう研究されているのですね。東電が「解明されていない」なんて言うのはだいたい嘘なのでしょうね…。

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