著者
荻野 龍平
出版者
広島大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2022-04-01

花粉症患者が、花粉アレルゲンと似たアレルゲンを含む果物や野菜を食べることによりアレルギーを発症する、花粉-食物アレルギー症候群 (PFAS) の報告が増加している。しかし、PFASを発症する患者と花粉症のみを発症する患者の違いは明らかになっていない。この原因の一つとして、適切な動物モデルが存在していないことが挙げられる。本研究ではPFASの病態解明を最終目標として、より臨床に近い、経皮 (皮膚の傷から) と経鼻 (鼻の粘膜から) の2つの経路からシラカバ花粉を投与し、シラカバ花粉-リンゴアレルギーモデルマウスを作製する。この研究の成果は、PFASを回避するための足掛かりになるものと予想する。

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花粉症の感作経路はどのように考えられているのか(鼻粘膜?気道?経皮?)、ふと疑問に思いGoogったところ、PFASモデルマウス作成の試みに行きつきました。興味深いです。 KAKEN — 研究課題をさがす | 感作経路に着目した花粉-食物アレルギー症候群モデルマウスの作製 https://t.co/Cs6069vw0E

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