著者
玉木 俊明
出版者
京都産業大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

近世のヨーロッパでは、国境を意識しないコスモポリタンな商人によって、商業情報が伝達された。その中心は、アムステルダムであった。アムステルダムから同質的な商業情報がヨーロッパ各地に拡散し、ヨーロッパは同質的な情報空間となった。それに対しイギリスは、ロンドンを中心にして人為的に形成された「帝国」の内部で、国家の力によって情報が拡散した。このようなアムステルダムとロンドンとの違いは、近世と近代の違いであった。

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こんな研究ありました:情報の経済史(近世~現代)(玉木 俊明) http://t.co/Xm8thRxiaN
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