著者
曽根 文夫(山崎文夫) 岡田 なぎさ
出版者
山口県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究の目的は局所冷却時の皮膚血流調節における冷受容体機能の役割と冷え症者の皮膚血流調節の特徴を明らかにすることであった。局所冷却時の皮膚血流量の減少反応は冷受容体刺激剤メントールの局所投与によって影響されなかった。このことは冷受容体機能が局所性皮膚血管収縮に主要な役割を果たしていないことを示唆する。冷え症者の血流量調節システムの特徴として、全身および局所冷却中に下肢末梢部において皮膚血管収縮が顕著に起こること、それには高いアドレナリン感受性が関与していることが示唆された。

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メンソールによりたんぱく質「TRPM8」が活性化することで人は外部気温の変化に関係なく清涼感を得ることができる この際冷感覚を体に与えるが、血流量は変化させない へー https://t.co/ijiHjsqAfv
謎が深まった。 https://t.co/W6gHNsPVYO
『寒冷刺激時の皮膚血管収縮反応における皮膚冷受容体機能の解析』  https://t.co/aJE4y7FH1b  冷感スプレーのひんやり感の元はメントールであり、体表面(皮膚)の受容体が「冷たい」「スースーする」と感じたとしても、脳幹にある体温中枢が「体温が低下した」と判断することは無いのではないかと。

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