著者
定金 香里
出版者
大分県立看護科学大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

医療現場や家庭、商業施設で使用されている手指消毒薬の有効成分10種について、アトピー性皮膚炎を増悪するかモデルマウスを用いて検討した。炎症を増悪したのは、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、トリクロサンであった。統計的に有意では無かったが、ポビドンヨード、エタノールも増悪傾向を示した。増悪を認めなかったのはグルコン酸クロルヘキシジン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、アクリノール、クロロキシレノール、イソプロピルメチルフェノールであった。増悪には、炎症細胞の活性化や炎症に関わるタンパク産生の亢進が関与していた。

言及状況

Twitter (2 users, 2 posts, 0 favorites)

塩化ベンザルコニウムは血清中総IgE抗体産生や炎症部位における好酸球浸潤が亢進する傾向が分かってるならバイナリーウェポン扱いで使用禁止にしてお酢に変えて欲しい…電子機器にも影響あるわけで https://t.co/8qKMGyPCJr
アルボースとかのアルコール製剤には塩化ベンザルコニウムが含まれていて、これがアトピーを悪化させる原因にもなってるという研究結果も。。 https://t.co/QPD5d6zpSF

収集済み URL リスト