著者
尾田 正二
出版者
東京大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2012-04-01

硬骨魚類では瞳孔(黒目)の大きさは変化しないとされてきたが、本研究では強い光に反応してメダカの瞳孔が小さくなる(縮瞳)対光反射があることを見出した。また、ヒトと同様に、メダカにおいても交感神経の活動が瞳孔散大筋を収縮させて散瞳を、副交感神経の活動が瞳孔括約筋を収縮させて縮瞳を引き起こすことを見出し、さらに撮影時のメダカ成魚は交感神経の活動が大きく亢進している、すなわち緊張していたことが示唆された。近年高性能化が著しいデジタルカメラとPCを活用した映像の数値化手法によってメダカの眼の大きさ変動を詳細に観察することにより、当該メダカ個体の心身状態を推察することに道が開かれた。

言及状況

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ライト導入して「夜のおカチャ様のお目目大きいな?」と思ったんですが研究ありますね。 日中謁見させていただいた際に逃げたカチャ様が驚いたように見えたり、ホームセンターみたいな所で売られてるカチャ様がお目目小さいなぁって思うのは、交感神経が亢進してるからか。 https://t.co/AeQae8Pbzn
@doctortt1 https://t.co/mCqNGJO2EV あるっぽい?

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