著者
山口 健一
出版者
福山市立大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

研究期間内において、対象事例である「東九条マダン」への継続的な参加観察を実施するとともに、調査対象者へのインタビューを実施した。また対象事例の思想的源泉をなす「在日朝鮮人の民衆文化運動」について文献収集を行った。さらに対象事例の実践的源流の一つである「ハンマダン」の調査と分析を行った。本研究の結果、次の成果を得た。ハンマダンがその民族文化の中心的な役割を担う東九条マダンは、在日朝鮮人の民衆文化運動の思想との連続性を有している。その実践は「存在の政治」と呼べるものであるとともに、東九条マダンの担い手の人間関係がそれを促進している。

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こんな研究ありました:多文化共生の民族祭りにみる存在の政治と人間関係形成の事例研究(山口 健一) http://t.co/TWAj8P7DNn

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