著者
伊庭 幸人
出版者
統計数理研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

与えられた確率的な力学系(雑音を含む非線形のダイナミクス)に対して、珍しい現象(レアイベント)を効率的にサンプリングし、その確率をバイアスなしに計算する手法を研究し、「時間逆転シミュレーション」の方法を開発した。開発した手法は、ゴールとなる珍しい事象(たとえば東京に台風が来襲する)から初期値に向かって逆にパスを生成することで、ゴールの範囲が狭い場合の計算効率を高める点に特徴がある。逐次インポータンス・サンプリング法(SIS)を利用することで、適正な計算時間で確率をバイアスなく計算できることが示された。提案手法はさまざまな極端事象の解析に応用できることが期待される。

言及状況

Twitter (2 users, 2 posts, 4 favorites)

30年前からはともかく,ここ10年くらいの適応的実験計画や逆拡散への興味は,自分の場合には極端事象の生成ということに関係しているのだが https://t.co/b3zN80zwER 実は「極限ハザード事象」(気象,津波,プラント故障)への応用っていまだにあんまりないのね.
未来を感じる https://t.co/u60UkPIs7v

収集済み URL リスト