著者
廣部 祥子
出版者
大阪大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究課題では、従来の注射投与型ワクチンと比較して高い有効性を発揮しうる経皮ワクチンの免疫誘導機構の解明を目指した。独自に開発した2種類の経皮ワクチンデバイス(ハイドロゲルパッチと皮膚内溶解型マイクロニードル)を用いた経皮ワクチンと注射投与(皮下および皮内)における免疫応答を比較検討した。その結果、皮膚を標的とした経皮ワクチンでは、皮膚組織内での遺伝子発現変化、所属リンパ節内での細胞ポピュレーション変化やT・B細胞の活性化など、注射投与ワクチンとは異なる反応が生じていることが判明し、これらの反応の違いが経皮ワクチンの優れた抗体産生誘導能に寄与していることが示唆された。

言及状況

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https://t.co/XpNfj9PzIU 旧来のワクチンは抗原を接種するんで、皮内の樹状細胞やリンパ節に流れて免疫細胞が食うってことがマウスで実証済み mRNA接種は抗原を体細胞に作らせるので筋注で筋細胞に抗原作らせるのが効率的(だとさ) 2014年の阪大の研究↓ 進展はあるかな? https://t.co/DMqvC5Z7RT

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