著者
小澤 周二 池松 和哉 那谷 雅之 池村 真弓
出版者
三重大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

アルコールの長期に渡る多量摂取においては致死的不整脈との関連が示唆されており、そのメカニズムには細胞内シグナル伝達経路の関与が考えられているが明らかにはなっていない。そこで、慢性アルコール投与マウスモデルの心筋細胞における遺伝子発現プロフィールをマイクロアレイ法を用いて網羅的に解析を行った。その結果、急性期及び離脱期それぞれで異なる遺伝子プロフィールを示し、急性期にはJAK/STAT経路の活性化やサイトカインを介した炎症反応が生じ、離脱期にはSTAT3及びSTAT6の活性が持続し、細胞増殖すなわちリモデリングが生じている可能性が示唆された。

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アルコール摂取によるアルコール代謝酵素群の遺伝子発現の調節 https://t.co/e4zFhAB4i6 あとでよむ

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