著者
三代川 寛子
出版者
上智大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

19世紀末から20世紀初頭にかけての時期、エジプトのコプト・キリスト教徒が主体となって推進された文化ナショナリズムの思想、運動を3つの事例から検討した。(1)コプト暦の元日祭の復興運動、(2)コプト語の復興運動、(3)コプト博物館の設立とその国有化がその3事例であり、それぞれの事例から、コプト・キリスト教徒の間では、宗教的アイデンティティがエジプト民族としてのアイデンティティ構築に重要な役割を果たしていたことを明らかにした。

言及状況

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現代のエジプトで古代エジプト風の名前つける人なんておるんかな? と思ってちょっと調べてみたら、コプト教徒の間で古代エジプト文化復興ブーム(ファラオ主義と呼ばれるらしい)が起きた時に古代風の名前つけてた人がいたらしいぞ。この研究。 https://t.co/evzhy4sFg2

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