著者
遊間 義一 金澤 雄一郎
出版者
兵庫教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究は,日本全国の刑事施設に収容された性犯罪受刑者598名を出所後3-5年間追跡したデータを基に,性犯罪者処遇プログラム(以下プログラムという)の再犯抑止効果を,傾向スコアを用いて交絡因子の影響を除いたうえで,パラメトリックな生存分析により評価したものである。その結果,(1)再犯の経過は,痴漢で受刑した者(痴漢群)とそれ以外の者(非痴漢群)では異なっていること,(2)痴漢群では,プログラムは有意な再犯抑止効果を持たないこと,(3)非痴漢群では,プログラムの効果は出所後500日程度まで存在すること,(4)痴漢群では,非痴漢群より,プログラム受講の有無に関わらず再犯率が高いこと,が分かった。

言及状況

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@KoizumiSamukawa 資料の提示、ありがとうございます。 こちらの資料からも読み取られますが、強制わいせつ罪では、施行後も再犯率は横ばいなのですね。 別の資料でも、やはり現状のプログラムでは、痴漢について有意な効果が認められていない、という事も示されておりました。 https://t.co/ArIWMuepyq
性犯罪防止プログラムの再犯抑止効果に関する研究の科研費報告書 https://t.co/19OiA6aGXa

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