著者
佐藤 喜和 中下 留美子
出版者
酪農学園大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2014-04-01

国後島・択捉島には世界で唯一上半身が白いヒグマが生息している。この毛色パタンにはサケ類を捕獲する際に発見されにくいという適応的な意義があるとの仮説を立て,これを明らかにする足がかりを得ることを目的に研究を行った。国後島・択捉島のヒグマは個体差なく草本類とサケマス類,果実類を中心とした資源利用をしていた。着衣色を変えカラフトマスの反応を見る実験から,黒には敏感に反応し接近しなかったが,白には接近しやすかったことから,上半身が白いヒグマには適応的意義があることが示唆された。

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ヒグマと言えば国後島・択捉島にいる白いヒグマ(イニンカリグマ)は浪漫を感じる。かっこいいな。 https://t.co/BVOnEeiKJU

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