著者
永藤 清子
出版者
甲子園短期大学
雑誌
甲子園短期大学紀要 (ISSN:0912506X)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.13-20, 2008-03-20

As for Taisho era early Osaka, deterioration of the city environment with the sudden development and increase in population of the commercial industry had become big problem from Meiji final period. Especially hygienic problem and housing problem were serious, immigration of the person to suburb was lectured as one of the measure. As for opening and advancement of the electric railroad immigration of the people to suburb was urged. At the residential suburb which was formed anew from Meiji final period extending through Taisho era, became also the opportunity where new life culture buds. In this report, life culture of Naruo area and in order to search the formation, advancement of the Hanshin Electric Railway Co., Ltd. which exerts big influence one end of process of formation of the suburb life with that is searched. In the future, excavation of the data it is schedule concerning the life style of Nishihata in Naruo village. Topic is to unearth the life culture of the suburb residence and the area which the Hanshin Electric Railway Co., Ltd. formed.
著者
吉井 隆
出版者
甲子園短期大学
雑誌
甲子園短期大学紀要 (ISSN:0912506X)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.51-61, 1996-03-01

コンピュータに関連した技術の進歩は急激で、情報処理環境も急速に変化しつつある。また、初等中等教育機関にパソコン等が導入され、情報処理教育が行われつつある。そのような状況の中で、短期大学等の高等教育機関での情報処理教育のあり方が問われている。これからの一般情報処理教育のあり方を検討するに当たり、今回まず、学生が情報処理をどのように捉えているかを調査し、これからの一般情報処理教育のカリキュラムについて考察した。アンケート調査の結果、本学に入学した学生の多くは、短大で初めてパソコンを操作する学生で、やがて訪れる高度情報化社会を予想し、その社会で生きてゆくために、情報処理を勉強することが必要だと強く感じている一方、コンピュータに対して、またその操作に対して強い不安を感じているのがわかった。当面はキーボード操作、特にブラインドタッチによる速くかつ正確な人力操作の習得を目標に、演習をすすめていくべきと考えるが、今後、入学者のレベルを把握しながら、また、これから社会に普及するであろう情報処理環境・技術を意識しながら、カリキュラムを見直し、それにあわせて修正を加えていくことが必要である。
著者
和辻 敏子 薮中 緑
出版者
甲子園短期大学
雑誌
甲子園短期大学紀要 (ISSN:0912506X)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.1-13, 1986-12-25

昭和58年度、昭和59年度に実施された生活実習ハウスの食生活の実態を検討した結果は次の通りである。1生食形態では、朝食に於いて58年度のパン食型から59年度の米食型への移行がみられ、昼食夕食は共に米食中心であった。副食形態では、主食形態に影響されて58年度と59年度の朝食に差がみられたが、昼食は同じ傾向を示した。夕食では58年度は和食、59年度は洋食形式がみられた。2食品の出現状況では朝食に於いて、58年度は牛乳、その他の野菜、59年度では豆製品、緑黄野菜が高い出現率を示した。夕食において58年度は豆製品、海草類、59年度では、乳・乳製品、豚肉、じゃがいも、にんじん、レタスの使用度に差がみられた。31日の摂取食品数は、58年度38品目59年度41品目であった。4生成分析の上位5主成分にバリマックス回転を実施し、意味づけを行った。5重回帰分析を行った結果、とりあげた説明変数は1日の摂取食品数の予測に役立っていた。658年度の学生の調理実習評価と生活実習ハウスの献立に使用された食品数との間に有意水準1%で正の相関がみられた。759年度の食品群別摂取量は「目安」にほぼ充足されていた。又栄養摂取量では、Ca、Feの不足がややみられた。終わりに、多変量解析等にご助言をいただきました本学木村昌幸講師に、深く感謝いたします。なお本研究の一部は、通算61回日本家政学会関西支部会(昭和59年5月)において発表した。