- 著者
-
名取 晶子
- 出版者
- Japan Lingual Orthodontic Association
- 雑誌
- 日本舌側矯正歯科学会会誌 (ISSN:18836216)
- 巻号頁・発行日
- vol.2010, no.21, pp.84-108, 2010
日本舌側矯正歯科学会(JLOA)第22回学術大会が2010年3月21日(祝)に大阪市北区の大阪リーガロイヤ「松の間」にて開催された。学術大会当日は悪天候の中、約150名の先生のご参加をいただき、舌側矯正に対する大きな関心をうかがわせた。<br>初めに布川 隆三JLOA会長が開会の挨拶をされ、第22回学術大会が始まった。<br>午前最初の発表は小森 成先生が「Kommon Baseに最適化した材料の評価」、下田 哲也先生が「リンガル矯正における改良型ジグの考案」の演題で講演され、座長を上野 拓郎先生が務められた。<br>次に、L.Lombardo先生が「Wire load-deflection characteristics relative to different types of brackets」の演題で講演され、座長を橋場 千織先生が務められた。コーヒーブレイクの後、本田 正明先生とYoung Hoon Yun先生が特別講演として「A new paradigm in orthodontic treatment 矯正治療における新しいパラダイム:治療咬合に基づいた矯正治療」の演題で講演され、座長を布川 隆三先生が務められた。<br>午後からは中島 健先生の司会で、JLOA総会が行われ、吉田 哲也先生よりご報告があった。その後、島本 和則先生が特別講演として「My history of 50years as an orthodontist(Two Stage System) 矯正道を歩んで50年」の演題で講演され、座長を松野 功先生が務められた。 最後に竹元 京人先生とGiuseppe Scuzzo先生が「My Lingual Straight Wire Method Part 1,Part 2」の演題で講演され、座長を重枝 徹先生が務められた。<br>最後の質疑応答では、座長を廣 俊明先生が務められ、会場からの質問もあり、活発な意見交換がなされた。<br>閉会の挨拶を重枝 徹先生がされ、無事に日本舌側矯正歯科学会(JLOA)第22回学術大会が終了した。<br>これからの舌側矯正の新たな方向性を示す、大変実りある内容で、充実した一日であった。<br>今回参加された先生方や関係者の皆様、そして演者の先生方、大変お疲れさまでした。